ABEMAで放送中の番組を閲覧しているとき、番組の遅延を改善するため倍速で再生して再生位置を自動的に調整します。
Tampermonkeyをインストールしたブラウザで動作します。Chromeでの利用を推奨します。
アプリと比較したときPCのブラウザでは番組が数秒から1分近く遅れて再生されることが多いため、まだ見ていないシーンに反応したコメントが表示されることも珍しくありません。
そこで、遅延を検出したときに自動的に倍速再生してアプリのタイミングに近づけるよう調整します。
機能
このスクリプトをインストールしておくだけで自動的に遅延を減らします。特に操作する必要はありません。
倍速再生時には左下に「▶▶」と再生速度の倍率を表示します。生放送ではそれに加えて「[LIVE]」も表示します。
遅延を改善するまで倍速再生を複数回行う場合があります。
CM中は倍速再生を行いません。
動画のバッファが少なすぎると判断した場合、左下に「▶ ×0.8」と表示してスロー再生を行います。
倍速/スロー再生中に左下に表示される通知をクリックすると、倍速/スロー再生を一時的にやめて等速再生します。CMに入ったり、別のチャンネルを開いたり、ページをリロードすることで元に戻します。
倍速/スロー再生してほしくない場面のときだけ利用してください。
設定
必要がなければ設定を変更する必要はありません。
Tampermonkeyでこのスクリプトのエディター画面を開いて、下記に該当する部分を変更してください。変更後にCtrl+Sキーで保存してからABEMAを開き直すことで変更した設定が反映されます。
倍速再生時の速度倍率:
スクリプトの24行目付近にある
let playbackRate = 0;
の0を1.1~2.0の範囲内に書き換えることで、再生速度の倍率を変更できます。
初期設定は1.5倍速です。
生放送でのバッファの下限:
スクリプトの29行目付近にある
let liveBuffer = 0;
の0を1~10の範囲内に書き換えることで、生放送時に動画のバッファが指定した秒数を下回らない程度まで倍速再生します。
初期設定では3秒です。
生放送時に頻繁にスロー再生したり停止してしまう場合は数値を増やしてみてください。
3秒未満に設定すると再生が不安定になりやすいです。
遅延を積極的に減らす:
スクリプトの34行目付近にある
let activelyAdjust = 0;
の0を1もしくは2に書き換えることで、可能と判断した場合は番組の遅延を積極的に減らす機能を有効化もしくは無効化します。
1で有効、2で無効です。初期設定は1(有効)です。
有効のときはバッファをさらに減らすため、スロー再生の頻度が増えてしまう場合があります。
その他
2022年9月現在のABEMAの仕様ではすべての端末でほぼ同じタイミングに調整する方法がありません。このスクリプトで調整した後でも10秒ほどずれる場合があります。
2022年9月現在のABEMAの仕様では視聴環境に依存しない生放送時の遅延が約30秒前後あります。この部分の遅延はABEMA側が仕様を変更しない限りどうすることもできません。
(スポーツなどをテレビと同時生中継している場合に試合内容のネタバレコメントをよく見かけますが、ワールドカップ配信ではこの部分の遅延を3秒程度まで削減することを目指しているそうなので期待しています。)